【若かりし頃の話】4つ目③
さやかちゃんは1番仲の良かった子だけど、家庭環境が複雑すぎて、精神不安定な子だった。
過食と拒食を繰り返していたけど、普段は元気で飛び抜けて明るい。
そんなさやかちゃんの事が気になるタクヤ先輩は、元カノがリストカットや自殺未遂を起こしたりしていたそうで、私の事も随分気にかけてくれた。
さやかちゃんは最終的に、おねーちゃんと暮らす事で落ち着いたが、そのおねーちゃんが彼氏に突き飛ばされて車に撥ねられて植物状態になり、高校を辞めてソープ嬢になった。
おねーちゃんもソープ嬢をしていたので、ツテがあったらしい。
タクヤ先輩は結局フラれてしまったが、その後店の客になり、ストーカーになったらしい。
こばやん先輩は、生まれてからずっと下痢しかしたことがないので
いつか一本くそをするのが夢らしい。
わだっちは喧嘩の延長で事務所を襲撃して、執行猶予中だった。
人生、色々ある。
でもみんなここではそれを笑いのネタにしていた。
皆前を向いて生きてるから、私も頑張ろう!
そう思わせてくれる職場だった。
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