【若かりし頃の話】4つ目①
サソリくんとは、もう会う事もなかった。
そして、ヤってよかった。スッキリできた。
私は父のことも、ケンジくんのことも忘れて働くことに夢中になった。
ファーストフード店以外にもバイトを始めた。
ラーメン屋、家庭教師。
そして4つ目にレストランのキッチンで働く事にした。
私達と一緒に、あなたも天保山に骨をうずめてみませんか、、?
そんな求人文句に惹かれたからだ。
レストラン天保山は、家から少し距離があったが、実際とても楽しい職場だった。
覚醒剤所持で、スタッフが何人か芋蔓式に逮捕され、人出不足だったらしいが、
なかった人もやってんじゃないかと思うくらい変な人達が集まっていた。
カズヒロも私より少し先に天保山に入ったスタッフだった。
楽しすぎるこの職場で、調理師免許取得を目指そうと思い、
4つ目のこの職場をメインに働くことにした。
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