【結婚生活】娘③
娘は、小さい頃から手のかからない子だった。
夜泣きもほとんどせず、生後半年には自分の部屋で寝てくれた。
2歳の時にお風呂もひとりで入れるようになっていた。
ママ友からは、ダメな母親と素晴らしい娘、としてよく怒られた。
こんなママでも、娘は今でも愛してくれているようだ。
ごめんね、ありがとう。
3歳の時、ハムスターを飼いたいと言い出した。
5歳になったらね、と言っていたのをしっかり覚えていて、
誕生日にねだられ飼うことになった。
いくらしっかりしているとはいえ、まだ子供。
私も手伝いながら娘の部屋で育てていた。
小学生になったある日、仕事中に娘から電話がかかってきた。
ハムスターが死にかけているらしい。
急いで帰ったが、間に合わなかった。
娘は、ひとりでハムスターの死を看取った。
何もできず、泣きじゃくっていた。
私はどうしていいか分からなかったが、初めて一緒のベットで手を繋いで寝た。
これくらいしかできなかった。
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